映画『ルムンバの叫び』


今日は授業で『ルムンバの叫び』を上映した。

この映画は、幼少時代をコンゴで過ごし、母国で文化大臣を務めたハイチ人ラウル・ペックが監督をしている。コンゴ動乱の最中で暗殺された、コンゴ民主共和国初代首相パトリス・ルムンバの死の真相を辿った、ドキュメンタリー・タッチの映画だ。

内容は非常に重厚で、なるべく脚色をせずに、コンゴ独立直後の内乱をルムンバを中心に描いている。はっきりいって、何の事前知識も持たずにこの映画を見ると、ほとんど内容が理解できない、一般観客をつきはなした作りだ。

この映画を上映するにあたって、一時間、19世紀後半のアフリカの「分割」からルムンバとコンゴ動乱(カタンガ独立の経緯や冷戦構造のなかでの駆け引き等を含めて)についてごくごく初歩的な概説を行い、その知識をもとに、学生には映画を鑑賞してもらった。それでも、内容を十分に把握するのは難しい。

ぼく自身、映画を見ながら「?」の場面が幾つかあった。映画の途中で少しずつ止めながら、解説を加えたりしたけれど、こちらの理解が追いつかないところも幾つかあったため、受講者には少し難しかったかな、と反省したりした。

しかし、上映後に書いてもらった映画の感想を読んで、びっくり。一人ひとりが自分の知識と感受において読み応えのある感想を書いてくれたからだ。「難しくてよく分からない」という意見はほとんどなく、アフリカにおける脱植民地化以後(独立以後)の問題の難しさをこの映画から感じ取った人が多かった。とくに、韓国の留学生は、自国のことに引きつけて『ルムンバの叫び』を見てくれた。嬉しいかぎりだ。映画として、これは悪くないものだという印象を持った。

ところで、昨日はお昼を食べ逃し、今日は食堂が込んでいて、売り場の空いている「丼ものコーナー」でふたたび親子丼を注文。明日は最後なので別の料理を食べたいところ。何にしよう。

コメント

生徒1 さんのコメント…
こんばんは!
今回先生の授業を受けることが出来て本当に良かったと思っている生徒1です。笑
今も先生からもらった音楽聴いたり、Youtubeでルムンバやコンゴ、Commonとか探してみたりしています。
先生のおかげで今年の春休みは結構クレオール的な春休みになりそうです。
5日間の短い時間でしたが、本当に楽しかったです。ありがとうございました。
omeros さんの投稿…
生徒1さん、コメントどもありがとう!
じつは、授業の後、ちょっと大分を周遊して、今日帰ってきました。だからコメントに気づくのが少し遅くなりました(ごめん!)
音楽いいでしょう? 他にもいろいろお勧めはあるので、このブログで紹介してゆきたいと思います。Mちゃん(でしょ?)、よかったらメールの方もくださいね。