Merci!

2月4日から8日までの5日間にわたる集中講義が終わった。

「文化的アイデンティティ」をキーワードにカリブ海の作家たちの文学や思想を紹介しながら、受講者に「アイデンティティ」をめぐる問いを考えてもらうことを、講義の主眼とした。

学生たちはアジア太平洋の言語・文化、そしてマネージメントふだん勉強しており、カリブ海の文化にスポットを当てた授業はとても珍しいものだったという。また、フランス語圏を中心とした話も少ないらしい。授業には、フランス語の科目は存在しない。色々な意味で、珍しい講義だったようだ。

そうした大学の特色については事前に知っており、80名の受講者がはたして普段接することのない地域の文化に関心をもってくれるかどうかを心配していた。しかし、実際に講義が始まれば、みんなはこちらの予想を超える集中力と関心をもって話を聞いてくれた。15回の講義はこうしてあっという間に過ぎていった。

現在、みんなのレポートを読んでいる。時間があればこれを読んでくれるかもしれない何人かの学生に向けて、授業の続きとして、みんなのレポートの内容や優秀なレポートを紹介したいのだけど、今日中にレポートを大学に返却しなければならない。とても残念だ。

残念といえば、もっとも心残りなのは、最終日の授業が慌しくて、受講してくれたみんなに一言をいいそびれてしまったこと。「熱心に授業を聞いてくれて、どうもありがとう」と言いたかった。授業とは、教師から学生への一方的な知識の教授ではなく、教師から学生へ、学生から教師へと、つねに双方向的な関係のなかで成立する。みんなの熱心さがあってはじめて、ぼくの授業が成り立った。とくに前列に座って聞いてくれたMちゃん、Hくん、Yちゃん、Kくん、どうもありがとう。フラ語のIさん、Luv(sic)が好きだといってくれたKさん、これからフラ語も勉強する優秀なMくん、(個人的なものもふくめて)熱心に質問してくれたみなさん、どうもありがとう。そして、これからもどうぞよろしく。

コメント

castorp さんの投稿…
まさに「理想の教室」ですね !
教師としても学生としても、
うらやましいです。
omeros さんの投稿…
集中講義はとても楽しかったです。機会があればぜひ授業をのぞかせてくださいね。学生として聴講しますよ。