マルティニック到着


今日(現地時間の15時頃)無事にマルティニック島に到着した。オルリー空港からル・ラマンタン空港までの道程はスムーズだった。今回利用したカリブ航空(エール・カライブ)は、これまで利用したどの航空会社よりも素敵だった。秀逸なのは、機内の料理だ。ランチで出てきたのは、コロンボソースのチキンとご飯(一種のカレー)。それに、ラビオリに似た冷製のファラリーヌ。もちろん、飲み物は、マルティニックのラム酒。プランター(オレンジとラム酒を混ぜたカクテル)も選べる。酒が強いためよく眠れた。カリブ航空は、エール・フランスに比べてリーズナブルなのに、飛行機は立派。パリ経由でアンティーユに行く場合にはぜひお勧めしたい。
ル・ラマンタン空港では、案の定、コントロールで止められた。島では珍しい日本人が、一年間も滞在しようとするのである。ある意味、当然の反応だ。なんとか事情を説明し、パスポートコントロールを通り抜けると、あとは荷物をピックアップして外に出るだけだったが、ここでトラブルが発生した。いくら待っても荷物が来ないのである。結局、誰かが間違えてぼくの荷物を持っていってしまったのだ。途方に暮れつつも、空港まで迎えに来てくれた親友ロドルフの助力で、なんとか空港で荷物を取り戻すことができた。似ている旅行鞄は、間違われることが多い、ということを痛感した。今度は、何かの明瞭な印を鞄につけておこうと強く思う。
ル・ラマンタン空港から車で15分ほどでロドルフの新居に到着。連れのヴァレリーさんとロドルフの厚意で、彼の新居を仮の宿に提供してもらった。バラタの森の近くのたいへん素敵なアパルトマンである。ここに一月半ほど滞在する予定だ。ヴァレリーさんは、アンティーユ・ギュイアンヌ大学を卒業し、今はフォール・ド・フランスのアートセンターArtiumで働いている。先週パリでのユネスコ関係の催しで、セゼールの戯曲における女性の表象や役割についての発表をしたそうだ。セゼールの作品には造詣が深い。ロドルフはフランス・アンティーユ紙のジャーナリスト。提供された空間は、たいへん知的な環境でもあって、とても刺激的だ。
明日は、アンティーユ・ギュイアンヌ大学に赴き、ラスタファリアンの髪型についての講演を聞きに行く。そこではじめて今回の受入研究所の所長ジャン・ベルナベ氏に会う予定だ。

コメント

ban さんの投稿…
ここまで遡って読みました。本当に、柔らかく、しかも強い文章でした。自分も、この地の風を受けているかのような気分にもなりました。

これからが楽しみです。

お体にはくれぐれも気をつけて。(しかし、本場のラム酒とプランターなるカクテルも飲みたくなりました。)