プレ山登頂

一昨日(19日)、マルティニックを訪れた友人工藤さんとともに島で一番高いプレ山に登った(標高は1395m)。文献調査のほかにプレ山の登山は工藤さんにとって今回の旅の目的の一つ。なるべく晴れた日を 狙って登ろうということで、工藤さんが着いた翌日、早速プレ山を目指した。プレ山はカリブ海側に面した北部の町サン=ピエールから山間に20分ほど入ったところにある。山に一番近い町はモルヌ・ルージュという。 車で山の中腹まで行った後、そこから頂上を目指して登ってゆくことに。時刻は午前11時頃だった。中腹 からの眺望に見とれながら最初は軽快に登っていったが、15分後には早くも息切れ。日ごろの運動不足が主な原因だが、それにくわえて最初はきれいに整備されたトレッキングコースもだんだんと険しくなるのだった。最初の峰に向かう山道は途中から岩だらけの急勾配の道となり、炎天下のなかそこまでたどり着くだけでも精一杯だった。ようやく最初の峰にたどり着くと今度はPlateau des Palmistesという高原を目指して比較的なだらかな勾配をのぼっていった。ぼくたちが目指す山頂はまだ先である。下山する人々に「頂上まで登ったのですか」「どのくらいかかりましたか」「この先の道はどうですか」などと聞きながら、ようやく高原の休憩所へ。プレ山登頂の難関はここからである。山頂を目指すには、高原の下に見える谷間に降り、そこから別の峰に登らなければならないが、その道が信じられないほどの急斜面なのである。この高原を降りたら最後もう戻れないのではないかという不安が一瞬脳裏をよぎる。とはいえここまで来たら行くところまで行かなければ。そういうわけで覚悟を決めて谷間へと降り、そこから岩をよじ登って山頂を目指した。この行程は本当に怖かったが谷間一面を覆っている熱帯植物は谷間へ降りてみないと見ることができない未知の高原植物であり、目を奪われる光景であった。こうして約2時間ほどかけて山頂に到着。プレ山登頂の達成感を味わった。

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