20年目のカルベ賞

カルベ賞(Prix Carbet)という、エドゥアール・グリッサンが主催する文学賞が存在する。例年12月に行われるるらしく、20年目を迎える今年は12月7日(月)から12日(土)まで開催されている。パリを拠点にしているグリッサンは、12月にこの賞の審査と授与式のために帰郷するようだ。2005年の最初のマルティニック滞在のときも12月に来たため、作家当人と会えたが、このときはカルベ賞が既に発表された後であった。このときは、グアドループ出身の詩人アンリ・コルバンに授与された。アレクサンドル書店にポスターが張り出してあったこと、グリッサンがアンリ・コルバンの詩を褒めていたことを思い出す。カルベ賞にかんしては、恒川先生の文章で少しだけ知っていたが、この賞の審査期間、毎日プログラムが組まれ、様々な催しを行っていたことは、今回初めて知ることができた。

審査員は、Nancy Morejon, Diva barbaro Damato, Lise Gauvin, Maximillien Laroche, Michael Dash, Ernest Pepin, Rodolphe Alexandre, Samia Charfi, Miguel Duplan, Simone Schwartz-bart, Patrick Chamoiseau, Edouard Glissant.

ゲストとして招待を受けているのは、Francois Vitrani, Francois Noudelmann, Steve Baccarard, Gérard Baccarard, Gérard Delver, Raphael Lauro, Edgar Morin, Edwy Plenel, Nurith Aviv, Abdelwahab Meddeb, Jacques Coursil, Manita Diawara, Guillaume Robillard, Hind Meddeb.

すべての名前を知っているわけではないが、錚々たる顔ぶれであることが分かる。また今回はこの時期にレジス・ドゥブレも招聘されている。ヴェロニク・タジョもいる。こうして名前をあげるだけでも、グリッサンの交友関係が少しだけ垣間見られるような気がする。

訂正:カルベ賞(正式名称はカリブ海カルベ賞)の選考会は毎年12月に行われるそうだが、開催地は毎年マルティニックではないらしく、たとえば1997年はグアドループ島だったようだ。(2009/12/14)

コメント