プレザンス・アフリケーヌ展

ケ・ブランリー博物館に小展示「プレザンス・アフリケーヌ展」を見に行った。『プレザンス・アフリケーヌ』は、セネガルの知識人アリウヌ・ジョップが1947年に創刊した文芸誌であり、特に50年代には、フランス語圏アフリカの文化を中心的に担ってきた歴史ある雑誌である。この展示は、フランスにおける黒人文化運動を雑誌展示から振り返る試みだ。『プレザンス・アフリケーヌ』の「前史」(因果関係はないが歴史的にみて)にあたる、『黒人世界』誌、『正当防衛』誌、「黒人学生」紙などの現物が飾ってあり、興味深かった。研究の関心からは、アンティーユ・ギュイヤンヌ戦線時代、グアドループから追放を受けた際のグリッサンの手紙が、とりわけ興味を引いた。この展示のために『プレザンス・アフリケーヌ』を振り返るインタビュー番組が各所で流されていたが、今のところ、入手できないのが残念だ。

展示は1月31日まで行われている。その時期にパリにいる方にはお勧めしたい。
(なおこの展示はトタル財団の後援。トタルは大手石油会社で、マルティニック、グアドループ、ギュイヤンヌに石油を独占的に供給しているSARAの株の50%を握っているといわれる。)

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