Patrick Saint-Eloi

グアドループ生まれの人気歌手パトリック・サンテロワが病死した。享年52歳。80年代後半から90年代前半にかけて日本でも「ワールドミュージック」が流行った頃、ズークというカリビアン・ポップスを作った伝説的グループ、カッサーヴのボーカルをつとめたのが、パトリック・サンテロワだった。カッサーヴ脱退後はソロ活動を行っていた。グアドループの人々に愛された歌手だったことはいうまでもない。カリブ海音楽についてはマルティニックにいた一年間にそれなりに親しんだが、ズークは好みに合わないと避けてきたところがある。今から思えば、カッサーヴは、人気と実力ともにクレオール音楽の代表格だった。あの陽気なダンス音楽は、「クレオール」のイメージにぴったりだった。パリの冬の寒さを経験したら、カッサーヴが聞きたくなるのかもしれない。

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