Trajédi Rwa Kristof

エメ・セゼールの戯曲の代表作といってよい『クリストフ王の悲劇』のクレオール語版が発売されるそうだ。原語タイトルはTrajédi Rwa Kristof。訳者はマルティニック版『フランス=アンティーユ』紙の記者ロドルフ・エティエンヌ。グリッサンの長編詩『インド諸島』をクレオール語に訳した人である。かつて未來社のPR誌『未来』で二回ロドルフの記事が掲載されたことがあるので、聞き覚えのある方もいるかもしれない。クレオール語版『クリストフ王の悲劇』はフランスでは今月25日発売。日本では、セゼールの著作としては、砂野幸稔訳による『帰郷ノート/植民地主義論』(平凡社ライブラリー)および「もう一つのテンペスト」(インスクリプト)が翻訳されているにとどまっている。『クリストフ王の悲劇』の日本語訳がまだない以上、クレオール語訳で読んでみたらいいかもしれない。(写真はプレザンス・アフリケーヌ社刊行のフランス語版)

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