コートジボワール大統領選

先日、コートジボワールの大統領選が行われたが、現在、大統領が二名いるという異常事態となっている。平和的に解決してほしい。心からそう思う。以下は毎日新聞の記事より。

コートジボワール大統領選:2氏が就任宣誓 混乱広がる
 【ヨハネスブルク高尾具成】コートジボワールで先月28日に行われた大統領選の決選投票で、再選を狙う現職と野党候補が4日、ともに勝利宣言し、大統領就任を宣誓した。国土を南北に分断した内戦(02~03年)後初の大統領選は和平の象徴と期待されたが、南北それぞれの勢力を代表する2人がともに「大統領」を名乗る異常事態に、戦闘再燃への懸念が強まっている。

 大統領選は10月31日に第1回投票があり、14人が立候補。過半数を得た候補がおらず、南部に拠点を置く現職のバグボ大統領(65)と、北部の旧反政府勢力に支持された野党指導者のワタラ元首相(68)の上位2人が決選投票に臨んだ。

 選管は2日、投票総数の54%を得たワタラ氏が、45%のバグボ氏を破って当選したと発表した。しかし、バグボ氏陣営はワタラ氏陣営の「不正」を主張。選挙結果を最終認定する憲法評議会は3日、ワタラ氏の地盤の北部で「投票行為の妨害や暴力があった」として選管発表を覆し、バグボ氏を当選者とする決定を下した。

 バグボ氏は4日、最大都市アビジャンの大統領官邸で宣誓式を決行。一方のワタラ氏も数時間後、同市内のホテルで国連平和維持活動(PKO)部隊に守られながら就任を宣誓し、バグボ政権で首相を務めていたソロ氏の続投を認めた。

 選管発表を覆した憲法評議会は「親バグボ」の機関として中立性が疑われており、国連や米国、フランスは「ワタラ氏当選」の選管発表を支持。これに対し、バグボ氏は4日、「私には主権を守る責任がある」と述べて反発を強めている。

 現地からの報道によると、決選投票後の1週間で、両陣営の衝突や治安部隊の発砲で少なくとも17人が死亡。アフリカ連合(AU)は事態収拾に向け南アフリカのムベキ元大統領をコートジボワールに派遣した。

 同国では02年、北部で反政府勢力が武装蜂起し、内戦に突入。03年の停戦後も和平プロセスは停滞し、南北間で合意された大統領選は再三延期されてきた。

コメント