ひさしぶりのバルベス・アフリカ料理

フランス語の清岡先生がパリにいらしたときに何度かご一緒したバルベス散策。去年のバルベス散策ではアフリカ料理の定食屋に連れていってもらい、そのお店のアットホームな雰囲気、料理のおいしさ(新鮮な驚き!)をとても気に入ったのだった。何しろ、一皿すべて5ユーロという格安の値段である。このお店についてはNHKテキストの連載「パリは燃えているか?」で紹介されたとのこと(清岡先生のブログ。お店の正面写真、そして下に料理の写真が掲載されています)。いまは読めなくて残念(ジュンク堂パリ支店で立ち読みできる?)。そのお店の名前はMaimouna et Mandelaという。連載を見てお店に足を運んだ、という話があると面白いのだけれど。

ところでぼくはといえば、その後、この定食屋さんはおろかバルベスもすっかりご無沙汰していた。帰国が近づいてきて、パリ市内のことがあらためて気になりはじめたところに、フランス語を教えている友人からの紹介で、こちらに短期語学留学に来た女の子を今日少しだけ案内することに。オペラ界隈で待ち合わせをしたが、本人の希望もあってバルベスに行った。前回連れは定食屋さんには行けなかったこともあって、午後2時過ぎにMaimouna et Mandelaで3人でやや遅い昼食をとることに。

注文したのは、まずThiep djene(ティエプ・ジェンネ?→友人に聞いたら「チェブジェン」と読むそうだ。訂正。)。これは燻したようなトマト色のご飯にローストしたチキンをのせ、野菜をつけあわせた料理。ご飯の燻したような風味がとてもおいしい。つぎにYassa poulet(ヤサ・プレ)。オニオン・スープで煮込んだチキンを白いご飯で食べるという料理。このオニオン・スープがとてもおいしい。最後に、Aloko poisson(アロコ・ポワソン)。揚げた大量のバナナに茹でた白身魚をソースで食べる料理。机のうえに常備されているのはトウガラシソース。これは激辛(だが病みつきになるほどおいしい)。飲み物は、以前清岡先生が注文したのをおすそ分けしてもらって気に入ったビサップ・ジュース。ビサップというのは、ハイビスカスの仲間の赤紫の花。ビサップに水と砂糖を加えた飲み物のようで、酸味と甘味のバランスがとてもよい。(ところで後で気づいたが、これは前回注文した料理とすべて一緒だった。ちょっと芸がなかったな。それはそうと、3つの料理とジュースは清岡先生のブログに写真が掲載されています。)

取り分けて食べるのは当たり前という雰囲気も、この定食屋がよいところ。もちろん、お客さんは1人1皿たいらげるのだけれど、ぼくたちは1皿を食べきるだけの胃の大きさもないし、おまけになるべくたくさん味わいたいという欲張り者だから、注文した3皿を、ビサップ・ジュースで口を真っ赤にしながら、ゆっくりゆっくり味わった。結局、お店を出たのは4時ごろ。コース料理でもないのに本当にゆっくりしてしまった。フランスもパリもはじめてだという女の子もこのお店を気に入ってくれて、滞在中にまた食べに来ようと考えているようだった。

ちなみに前回からちょっとした値上げがあって1皿の値段が6ユーロになった。それでもこの味でこの値段はお値打ち。お店のひともとても感じがよくて(たぶんお店の名前になっているマイムウナさんとマンデラさんだろう)また来たくなる。今日は結局ボトルで注文したビサップジュース(1,5リットルで6ユーロ)をお店でもらった黒いビニール袋に入れて持ち帰った。バルベスではこの黒いビニール袋を手にして歩く人たちが多い。黒いビニール袋を手にしたぼくは商店街で地元のひとにすっかり溶け込んでいたようだった(いや、そんなことはないでしょう)。

Maiouna et Mandela
48, rue de Clignancourt
75018 Paris
最寄り駅Château Rouge
営業日:月曜日から土曜日まで
営業時間:12時30から23時まで

コメント

castorp さんの投稿…
バルベスに連れて行ってくださったんですね。どうもありがとうごさいます。
omeros さんのコメント…
いえいえ、こちらこそ。久しぶりのパリ散策、楽しかったです。