Imaginaire des langues 諸言語の想像域

今は亡きエドゥアール・グリッサンの生前最後の著作群の一つ(2010年に発売された)。

この本は、モントリオールのフランス語文学研究者リズ・ゴーヴァンによるエドゥアール・グリッサンへのインタビューの記録をまとめたものである。図らずも本書がグリッサンの最後の著作となった。1991年から2009年にかけての対談の記録をまとめたものだが、6本のインタビューがおさめられている。最初の二つは、すでに『多様なるものの詩学序説』(小野正嗣訳、以文社)に収録されている。読みどころは、したがって、残りの4本となる。とくに重要であるのは、3本目に置かれた対談だろう。2000年に出版された『創造されなかった世界』という本をめぐる対談である。

ラディカルな思想と想像力の実践者となったグリッサンの自由な言葉がまぶしい。

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