ラテンアメリカ時報 2014年春号 ウィリアムズ『コロンブスからカストロまで』



ラテンアメリカ協会が季刊で刊行している雑誌『ラテンアメリカ時報』の特集は「日本・カリブ交流年とカリブ諸国の今」ということで、珍しいカリブ海特集号だ。入手するためには会員になるか、あるいは協会をつうじて購入することもできる(送料込みで1200円)。今回、この雑誌で拙著が紹介されているのを知り、図書館で閲覧をしたが、普段知ることのない外交上の視点からカリブ海の独立国が形成する「カリブ共同体」CARICOMをめぐる概説的な論考が掲載されており、興味深く読んだ。加盟国は14カ国で、キューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコは非加盟。ジャマイカやハイチといったカリブ海の島だけでなく、スリナム、ガイアナという南米大陸の国も加盟している。もちろん、フランス領は除外されている。

「日本・カリブ交流年」とは正式にはこの「カリブ共同体」との交流年なのだが、おそらくこのことも踏まえて今年、エリック・ウィリアムズの『コロンブスからカストロまで』(川北稔訳)が岩波現代文庫で再刊されたのは、大変うれしいことである。今回で3度目の刊行になるわけだが、文庫化に踏み切ってくれた岩波書店に心から感謝したい(もちろん買い直しました)。



『ラテンアメリカ時報』では拙著がウィリアムズのこの名著と一緒に紹介されており、うれしかった。なお両著の紹介はラテンアメリカ協会のサイト内の図書案内コーナーで読むことができる(こちら)。


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