『言語態研究の現在』『移動者の眼が露出させる光景』

最近刊行されたばかりの二つの論集を紹介します。一つは『言語態研究の現在』。七月堂刊。東京大学大学院の言語情報科学専攻の教員及び学生による論集です。とくに若手の論考は力のこもったものが多いという印象。一番若い書き手は執筆者紹介によると1989年生まれですから、私からしても、すでに一回り以上違うことを改めて認識します。人文系の世代を担う若手の今後の活躍が期待できます。こちらは送料を負担すれば無料配布の本です。

もう一つは『移動者の眼が露出させる光景』という、凝ったタイトルの本です。澤田直編、弘学社刊。こちらは「立教大学文学部人文センターで行われた共同研究プロジェクト「移動者の眼が露出させる光景の相貌」の成果をまとめたもの」であるとのことで、執筆者の多くは同大学の教員で、活躍が著しい中堅の研究者による論集です(私は、個人的ないし紙面上で、半分以上の方のお名前を存じ上げています)。

本来ならば、いずれの論集もきっちり読んだ上で感想を書くのがよいのですが、どれもが高密度のように思われ、今回はひとまず書誌情報だけ記します。


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