西谷修『アフター・フクシマ・クロニクル』(ぷねうま舎、2014年)


いまこの時期にこそ読みたいと思う本が出版されました。西谷修『アフター・フクシマ・クロニクル』です。この本は、3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故の直後に書かれた文章を中心に編まれた時事論集です。「アフター・フクシマ」から3年という月日が流れるなかで、政治動向は思わぬ方向に悪化してしまったことは、私たちの知るところです。とりわけ、集団的自衛権行使容認のための閣議決定がおこなわれる7月1日というこの日に対して、これを阻止しようとする声を人々があげ、なかには身を呈した抗議行動がおこなわれています。現在に至る流れが「アフター・フクシマ」と連続した流れであるという意味でも、3年前に起きたことが露呈させたこの国の構造的問題や、「破局」の人類史的意味をめぐる著者の洞察から、改めて学びとることは大きいと思います。以下からこの本についての著者のメッセージを読むことができます(こちら)。お薦めです。

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