最近書いたもの 3点(『立命館 言語文化研究』『世界の名前』『人間と教育』)

最近書いたものを、3点、お知らせいたします。

(1)「エドゥアール・グリッサンと『アコマ』(1)」『立命館 言語文化研究』27巻2・3合併号(2016年2月)

日頃よりお世話になっている立命館大学国際言語文化研究所の紀要に掲載した論文です。この号は、国際言語文化研究所プロジェクト「環カリブ地域における言語横断的な文化/文学の研究」の報告が掲載されています。この特集号に寄稿しているのは、以下の方々です(敬称略)。西成彦(研究プロジェクト代表者)、久野量一、寺尾智史、佐久間寛。私の論考は、グリッサンが創刊した雑誌『アコマ』をめぐる研究です。

(2)「剥奪から混淆へ」『世界の名前』岩波新書(2016年3月)

岩波書店辞典編集部が編んだ「世界の名前」をめぐるエッセイを収録した読み物です。見開き2頁ほどの分量で、それぞれの執筆者が依頼された地域・言語の名前をめぐるエッセイを書くと言う企画で、私は「カリブ海諸島」について書きました。とはいえ、マルティニック、グアドループ島にかぎっての話です。「剥奪から混淆へ」と題して、家名の正統性を担わないカリブ海の苗字について書きました。

(3)「民主主義は夢を見る 政治と教育をユートピアを求めて」『季刊 人間と教育』旬報社(2016年3月)

こちらは教育系の雑誌に書いた論考です。同僚に教育学を専攻する友人がいることも手伝って、このところ、教師として教育について考える比重が高まっています。特集は「〈声をあげる文化〉は終わらない」というもの。国会前行動をめぐる特集だと言ってよいと思います。私の論考は、ジャック・ランシエールの『無知な教師』やパウロ・フレイレの『被抑圧者の教育学』に依拠しながら、政治と教育の結節点を、想像域において見出そうとするものです。ふだん読んでこなかった思想家・教育家の著作に触れる機会ともなりました。目次は以下のリンクから確認できます。
http://www.min-ken.org/data/mls727lpdf_1_25.pdf

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